どうも、web集客サポーターのざんぷです。先日、「お客さんが飲食店を選ぶ時に注目していること」について、日本政策金融公庫の調査結果で公表された1〜7位になった項目を考えてみました。
今回は、同調査の8〜13位となった回答について見ていきます。前回ご紹介したものは、お店側でも気づきやすいものが入っていましたが、今回の内容からは、「そんなことに注目しているのか!」と少し意外なポイントも入ってきます。なかなか自分たちでは気づけ無いところですから、是非チェックし運営に活かしてみてください。
こんな事が書かれてます
飲食店を選ぶ際の重視点
前回の1〜7位の項目に続き、
今回は8〜13位の項目についてです。
それでは参りましょう。
8、サービス券・クーポン券などが利用可能(52.2%)
サービス券やクーポン券の配布は
現在ではかなり浸透した集客方法ですね。
実施していないお店を探す方が難しいほどです。
最近では、お店独自のポイントカードを
導入しているお店もありますよね。
利用してポイントを貯めて、次回以降の
利用時にポイントを消費する仕組みです。
また、大手グルメサイト内でも
ポイントが貯まる仕組みが一般化しており、
飲食店を横断的に利用する方も増えています。
その為、グルメサイト上に掲載していないだけで
集客チャンスを逃しているとも言えるのです。
とは言え、グルメサイトへの掲載は地域性も
大きく関係してきますので、
掲載の可否はお店ごとの判断が重要です。
というわけで、
各種チケット系の導入がまだでしたら、
何かしら始める方向で検討しましょう。
9、客層 (42.5%)
自分でもあまり意識したことはないですが、
言われてみれば気にしていたのかもしれません。
営業時間帯のお店の様子を思い浮かべ
そのイメージと、今の気持ちが合うか合わないか
自然と判断していた気がします。
お酒が好きな若者が集っていれば
賑やかな雰囲気でしょうし、
年配で会話を楽しむ目的の人が集まれば
ゆったり時間が流れる空間になっているでしょう。
これは「客層に注目している」
ってことだったんですね〜。
これを集客に活かすとすると、
ターゲットとなるお客様の層をイメージした
集客ツールでの打ち出し方が重要になります。
例えば、年配の日本酒好きな方を集客したいのに
ウェブ上に、若者が乾杯する写真を掲載していたら
目的のお客さんは来店するでしょうか?
恐らくしませんよね。
お客様の姿を具体的にイメージし、
(ペルソナと良く言いますね)
その人に届ける為の情報を整えていきましょう。
10、地元食材を使用しているかどうか (41.4%)
都市部の飲食店さんなんかだと難しいですが、
地域に根ざしたお店さんですと
こういった地元食材への要望が強いかも知れません。
上手く取り入れられれば顧客満足度も高まるはず!
ただ、地元産を取り入れる難しさもあります。
お店に合った食材がなかったり、
安定的な供給を見込めなかったり、などです。
なので、個人的には地元産にこだわりすぎる
必要はないと考えています。
例えば、新潟県上越市のお店が、
県内産の食材を使用していたとして
これも「地元食材」というくくりで
考えちゃっていいと思うんですよ。
個人的な感覚なので、断言は出来ませんが、
「ここのステーキは村上牛※なんだ〜」
と思って注文してみたくなったことありますし。
(※村上は新潟県北部の市です。上越からは遠い)
もし地元食材で使えそうなものがない...
そんな時は、県民意識を活用するのもOKかと思います。
県境をまたいでいても、近くの地域であれば
それもまた大丈夫かと思います。
11、料理のボリュームが多い (40.9%)
この方法は、お客さんの印象をアップさせる為に
手っ取り早く、シンプルな方法だと言えます。
もちろん、料理によってはモリモリなのが
良くないケースもありますけど、
一般的な飲食店であれば大体使える手法ですね。
ただ、シンプルな方法なだけに
それによる弊害ももちろんあります。
1人前あたりの原価が圧迫されるということです。
しかもその1人前が、積み重なっていくわけです。
また一度それをやってしまうと、
辞めるに辞められないという状況になりますから、
もし実施するにしても、慎重な姿勢が求められます。
上げるにせよ、最終的には帳尻を合わせられるよう
抜きどころを設けておくことが重要といえます。
12、ドリンク類が充実している (39.0%)
若者のお酒離れ、なんて話よく耳にしますね。
そういった時代背景もあり、
飲食店でのドリンクの多様化が進んでいます。
お酒は飲めないけど、普段飲めないような
ドリンクを楽しみたい。という声があるからなんですね。
特に、女性客を中心として
「オシャレなノンアルコールカクテル」
なんかは、色々なお店で開発・販売されています。
今までは、お酒に重点を置いていたお店も
少しずつ視点を変えて、合わせていく柔軟性が
求められていくことでしょう。
逆に、とことんお酒にこだわって追求する
というのも一つです。ほとんど流通していない
生産地の地元で愛されるお酒とか
ファンにとって間違いなく垂涎の的です。
お店の方向性を考えて、
現状に甘んじないことが大切かもしれません。
13、予約が出来ること (37.3%)
人気店なんかだと意外とありますよね。
「予約は受け付けておりません」ってこと。
相当回転を聞かせるような場合だと
予約を管理しきれない可能性もあるので、
ダメな方法とはいい切れませんが、個人的には、
予約を受ける体制にしておくべきだと思います。
基本的に当日来店というのは水物ですし、
予め見通しを立てやすい予約受注は
売上を安定させる意味でもやった方がいいです。
特にここ1・2年で、WEB予約が急速に増えてますし
電話だけでなく、グルメサイトやホームーページでの
予約受注体制は整えておいた方がいいですね。
WEB予約はグルメサイトで、というお店も多いですが
長い目で見ると、その考え方は危険だと思います。
自店舗のホームページを構築し、
WEB予約を獲得していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?前回に比べて、
「確かにそうかもしれない」と思わせられる
内容が多かったように感じます。
店舗運営のヒントにもなると思うので、
是非参考にしてみてください。
次回は、残りの14〜19位までの項目について
考えてみたいと思います。
[kanren postid="3293"]